2009年11月6日金曜日

キラリ☆開眼物語~明日から企画のホープと呼ばれる本

11月に入った途端、肌寒くなりましたね。

急激な気温の変化は体調不良につながりやすいのでご注意ください。

温かい格好で温かくおいしい飲み物でも飲みながら、
秋の夜長を良書でお過ごしください。


今回も元気に行きましょう!

今日の良書:キラリ☆開眼物語~明日から企画のホープと呼ばれる本
著者:岡星竜美(おかぼしたつみ)さん
出版社:文芸社
ISBN:978-4-286-07989-9
定価:本体1,400円+税



【 レビュー 】

Q:この良書をひと言で伝えると?

A:企画(提案)力の偉大さに気づける本



Q:全体的な印象は?


A:広告代理店の新人君が広告代理店の仕事を通し、
出会いと経験を積んで成長する物語です。

本を手に取った時、広告代理店や企画・開発コンペに興味がなく、
ボリュームも302ページあり、けっこう分厚い。

正直なところ、これは時間をかけて読む価値はあるかな? と疑問がありました。

まあ、食わず嫌いももったいないな と考え直し、読み始めて数分。

すぐに考えが間違っていることに気づきました。

ビジネス本には珍しい物語型式。

だから、物語の背景や登場人物にすぐになじめる。

あっという間に、一気に最後まで読めました。

広告代理店や企画・開発コンペなどに縁はないけれど、
『提案』に置き換えることで、とても親しみを持って読めました。


そういえば、その昔、一子相伝の秘術は物語形式で伝えたと聞きます。

受け継ぐ者は師匠とは違う物語を返す事で秘伝を確認するらしい。

物語にはそんな大きな力が宿っているんですね。



Q:特に印象深かったのは?


A:『地の巻』の「店は見せ」という表現。

それを実現する「5つのにぎわいづくり」。

これを店舗に限定するのはもったいなくて、
自己アピールにも十分使えると思います。


さらに『天の巻』の 見えない線 と 関係性。

これは相手の立場で考えるのにとても有効につかえます。


また『破の巻』のアートとデザインの違い。

これはとても勉強になりました。


最後に『人の巻』で語られた人の目(じんのめ)。

法人に対する見方が大きく変わりました。

そして 無いは有る の話に大きな自信と勇気をもらいました。



Q:最後にひと言。


A:広告代理店や企画・開発コンペに関わる方はもちろん、
そのまま日常生活に活かせる内容が盛りだくさんです。

提案する力=提示する見方 を養いたい方は必読です。

この良書をぜひぜひ、お勧めします!



キラリ☆開眼物語~明日から企画のホープと呼ばれる本

目次

はじめに

序の巻
一章 孤軍奮闘
二章 絶対絶命
三章 意気消沈

起の巻
一章 半信半疑
二章 奇々怪々
三章 一刀両断

地の巻
一章 五里霧中
二章 右往左往
三章 温故知新
四章 雲泥之差
五章 百聞一見
六章 商売繁盛
七章 金科玉条

天の巻
一章 前途多難
二章 七転八倒
三章 謹厳実直
四章 暗中模索
五章 自業自得
六章 興味津津

破の巻
一章 熱烈歓迎
二章 青天霹靂
三章 有為転変
四章 他力本願
五章 本末転倒
六章 孤立無援
七章 驚天動地

急の巻
一章 喜怒哀楽
二章 背水之陣
三章 呉越同舟
四章 一触即発
五章 戦線布告
六章 単刀直入

人の巻
一章 心機一転
二章 一喜一憂
三章 一世一代
四章 油断大敵
五章 九死一生

結の巻
一章 桜花爛漫
二章 奇想天外
三章 酒池肉林
四章 威風堂々
五章 免許皆伝

おわりに

【全302ページ】



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それではまたお会いするのを楽しみにしています!

1 件のコメント:

  1. 土井さま

    アマゾンレビューに、素敵なコメント、ありがとうございます! とてもうれしいです。

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